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法テラス弁護士で離婚調停や離婚裁判をおすすめしない理由

いまや日本のカップルの3組に1組は離婚しているというデータもあり、離婚問題は私たちにとって「身近な法的問題」となってきました。
結婚するには役所への届出程度で済みますが、離婚にはもっとたくさんの厄介な問題が絡んできますので、適切な法的処理が望まれます。
身近な法律相談所である法テラスを利用することで、このような離婚調停または離婚裁判に関して法律相談を受けたり、弁護士を紹介したりしてもらうことは可能です。しかし、とりわけ離婚問題に関しては、法テラスを通じて望ましい結果を出すことはなかなか難しいと言えるでしょう。

 

人生を左右する離婚調停や離婚裁判

まず、離婚にあたって考えなければならないのは、その調停または裁判による結果は、人生に絶大な影響を与えるということです。親権獲得の問題から慰謝料の請求、養育費の支払い、そして財産分与など、一つひとつが重大な課題であって、適切に法的処理を行わなければ、大きな負担となって身に降りかかってきます。
これらの問題をいかに自分に有利に運ばせられるかは、依頼する弁護士の能力にかかってくることになります。離婚問題の処理は、弁護士の腕の見せ所と言えるでしょう。

 

法テラス弁護士に人生を預けるのはリスキー?

離婚について回る人生を変えてしまうだけの問題を、法テラスで紹介してもらう弁護士に任せるのは、あまり賢明な選択ではありません。
法テラスから紹介を受ける弁護士に依頼しても、なかなか望ましい結果が出ないというのは「法テラスの弁護士で債務整理をおすすめしない理由 」でも説明した通りで、弁護士費用をケチることで、結果的に大損を被ってしまうのでは本末転倒です。特に離婚問題においては、弁護士のインセンティブの欠如によるパフォーマンスの低下や能力不足といったリスクが顕在化します。
離婚問題にあたって弁護士に依頼するというのは、最大利益を得るための投資と考えたほうがよく、法テラスだけではなく、弁護士事務所の一般利用も十分に検討したほうがよいでしょう。法テラス弁護士で妥協したところ、もし相手に「敏腕弁護士」がついてしまったら、その先の人生に暗雲が立ち込めることになりかねません。
弁護士報酬は、一般的に高額であることがほとんどです。しかし、高額であるからこそ、それ相応の結果が期待できると見方を変えてみてはいかがでしょうか。離婚によってその先の人生に足かせがかかってしまわないよう、弁護士は慎重に選びましょう。